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イラク:市民死傷者と何千もの国内避難民を出しているアンバル州における無差別攻撃の迅速な中止を求める      

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イラク:市民死傷者と何千もの国内避難民を出している
     アンバル州における無差別攻撃の迅速な中止を求める

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1.    東京を拠点とする国際人権NGO ヒューマンライツ・ナウ(HRN)は、

イラクのラマーディーとファルージャにおいて膨大な数の市民死者を

出している紛争の激化に対し深刻な懸念を表明する。20131228

のスンニ派議員Ahmed al-Alwani氏の逮捕以降、イラク・アンバル州に

おける戦闘は急速に激化している。複数の目撃者によると、イラク

政府は201411日のアルカイダ戦闘員によるものとされる攻撃への

対応として、上記2つの町に治安部隊を設置した。イラク治安部隊は

ラマーディーとファルージャを包囲し、市民に対する防護措置なしに

住宅密集地域において重迫撃砲による無差別攻撃を実行した。

 

2.    激しい攻撃により、市民を含む多数の人々が殺害された。

被害地の地元目撃者はHRNに対し、イラク軍隊は無差別に砲撃、

空爆を行っていたと証言した。

ファルージャ総合病院は、20131230日から2014113日までに、

子どもや女性を含む死傷者25人と負傷者160人を確認した。

しかしこれは氷山の一角とみられ、総計死亡率は不明である。

人権団体アンバル・ピースは、2014111日までにラマーディーと

ファルージャにおいて死傷者370人が出たと推定している。

Mohammed Ali議長によると、子ども21人と女性13人を含む73人が死亡し、

297人が負傷(うち89人が重傷)した。ファルージャの死傷者は主に

一般市民であったとされている。地元病院は犠牲者の大多数が紛争中の

迫撃砲からの榴散弾により負傷、死亡したと主張している。

HRNがインタビューを行った地元目撃者によるとラマーディーの町のみで

数百人の死亡者が出ているようであったが、正確な犠牲者の数を特定する

ためには独立調査が必要不可欠である。ラマーディーの医大付属病院の

医療スタッフによると、病院の遺体安置室には未だ100名が安置されている。

さらに113日、迫撃砲がファルージャ総合病院の敷地内に着弾し、

少なくとも市民1人が重傷を負った。地元目撃者は、その迫撃弾はイラク

軍隊により砲撃されたものであったと私たちに証言した。14日には、

ファルージャで迫撃砲が民家を攻撃し3人が死亡した。地元目撃者たちは

HRNに対し、イラク軍隊は無差別に砲撃、空爆を行っていたと証言した。

 

3.    さらに、膨大な数の人々が攻撃を恐れアンバル州郊外に避難した。

国連と国内避難民・難民問題担当省は情報収集を行い、114日に国内

避難民数は13,824人になると報告した。しかし、この数は不安定な

情勢の為今後増加すると見られている。他の情報ソースは25,000人と

いうさらに多い数を報告している。紛争地域の戦闘激化によって

人道支援が難航しており、被災者への援助の配送が困難になっている。

18日水曜日、イラク担当国連特別報告者 Nickolay Mladenov氏は

「ファルージャの状況は特に厳しく、食糧や水、救命医薬品の貯蓄が

不足し始めている。」と述べた。アンバル地域に救援物資を輸送

するアクセスが限られており、緊急救援物資が引き返さなければなら

ないと、国際連合イラク支援ミッション長官 Eliana Nabaa氏は述べた。

 

4.    HRNは、当該紛争におけるイラク政府軍隊による市民への無差別攻撃に、

断固として反対する。特に、病院に対する迫撃砲の使用は明白なジュネーブ

条約違反である。これらの攻撃は国際人権法と国際人道法の両法に違反する。

イラク政府は市民の生命を保護し、市民の所有財産やイラク憲法に基づく

イラク市民の権利への侵害を減少させる責任がある。

 


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日本初の公害病「イタイイタイ病」がようやく全面解決へ――40年余の取り組みが結実

一番目とされる患者の発生から約100年、公害病に指定されてから45年――「イタイイタイ病」をめぐる問題が、ようやく「全面解決」にたどり着いた。原因企業である三井金属鉱業と被害者団体が昨年12月、救済策などを盛り込んだ合意書を交わしたのだ。

イタイイタイ病は日本の四大公害病のひとつで、1910年代に富山県の神通川流域で発生した。骨が軟化し、体のあちこちが骨折するため、患者が「痛い痛い」と泣き叫んだことからその名がついたという。その後の調査で、三井金属神岡鉱業所(現・神岡鉱業)から排出された重金属のカドミウムが原因と判明した。

国は1968年にイタイイタイ病を公害病と認め、これまでに196人が認定を受けた。しかし、前段症状とされる「カドミウム腎症」は救済対象にされてこなかった。報道によると、今回の合意書には、腎機能低下の度合いなどで条件を満たした人を対象に、三井金属鉱業から一人当たり60万円の一時金を支払うことが盛り込まれた。

国内で初めて指定された公害病は、ようやく決着への道筋がついた。これまで最前線でこの問題に取り組んできた弁護士はどのように感じているのだろうか。イタイイタイ病弁護団事務局長を務める水谷敏彦弁護士に聞いた。

●合意は「長期にわたる粘り強い取り組みの成果」

「イタイイタイ病をはじめ未曾有のカドミウム被害を蒙った神通川流域の住民は、1972年8月のイタイイタイ病訴訟勝利判決を梃子(てこ)にして、原因企業との間で3つの誓約書・協定書を結びました。

住民は、その誓約書・協定書に基づいて、裁判後40年あまりにわたり、健康被害救済、汚染土壌復元、発生源対策という3本柱の取り組みを進めてきたのです。

昨年12月の全面解決の合意は、こうした被害住民の長期にわたる粘り強い取り組みの成果です」

水谷弁護士はこのように、被害者たちの歩んできた道を振り返る。今回の合意については、どのように評価しているのだろうか?

「被害住民は、健康被害救済の面で、イタイイタイ病の前段症状である『カドミウム腎症』も公害病に指定して救済するよう国に求めてきましたが、残念ながらこれは実を結びませんでした。

しかし、今回の合意で、原因企業が『健康管理支援のための一時金を支給する』という形の救済制度が創設されることになりました。

この『60万円』という金額に対する評価は分かれるかもしれませんが、この制度による一時金の支給対象者は500名を超えると推定され、カドミウムによる腎機能影響を受けた人々に対する相応の救済と言ってよいと思われます」

水谷弁護士はこのように述べていた。この合意は、被害住民らの取り組みの歴史的到達点として、今後も長く語り継がれていくことになりそうだ。
 http://www.bengo4.com/topics/1109/より転載

 


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Abita

このアニメはメッセージもさることながら、墨絵のようなタッチがいいですね

 
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浅井「無駄人」秀和